【現地レポ】上賀茂神社の笠懸神事を見てきた|馬上から矢を放つ迫力と、当たり的・神馬にも触れた一日

馬について

はじめに

競馬場で馬が走る姿を見るのも好きですが、馬が日本の伝統文化の中でどのように生きているのかに触れられる場所も、私にとってはとても気になる存在です。

今回は、京都の上賀茂神社(賀茂別雷神社)で行われた笠懸神事(かさがけしんじ)を見てきました。

笠懸神事は、馬に乗りながら矢を放つ神事です。
実際に目の前で見ると、馬が駆け抜ける迫力と、馬上から矢を放つ緊張感が想像以上でした。

さらに今回は、神事を見るだけでなく、縁起物の「当たり的」を受けたり、神馬にご挨拶したりと、上賀茂神社ならではの“馬の文化”にも触れられた一日になりました。

この記事では、笠懸神事の簡単な紹介に加えて、

  • 実際に見て感じた迫力
  • 有料拝観席から見た感想
  • 当たり的について
  • 神馬との出会い

を、現地での体験をもとにまとめます。

この記事でわかること

・笠懸神事とはどんな行事なのか

・実際に観覧して感じた馬と弓の迫力

・有料拝観席の料金と見え方

・当たり的や神馬など、神事以外の楽しみ


笠懸神事とは?馬上から的を射る日本の伝統神事

笠懸(かさがけ)は、走る馬の上から鏑矢を放ち、的を射る弓馬術です。

同じく馬上から弓を射るものとして「流鏑馬(やぶさめ)」の名前を知っている方も多いかもしれませんが、笠懸もまた、馬と人の技術が合わさった日本の伝統文化のひとつです。

笠懸と流鏑馬はどう違う?

どちらも馬に乗りながら弓を射る、日本の伝統的な弓馬術です。

流鏑馬は名前を聞いたことがある方も多いかもしれませんが、笠懸もまた古くから伝わる馬上の弓術です。

的の配置や射法などに違いがあります。

上賀茂神社は馬との縁も深い神社として知られており、こうした神事が今も受け継がれているのは、馬好きとしても興味深いところでした。

競馬場で見る馬は“速さ”や“勝負”の印象が強いですが、笠懸神事では、人と馬が息を合わせてひとつの技を見せる姿に目が向きます。
同じ「走る馬」でも、競馬とはまた違った魅力がありました。


上賀茂神社の鳥居前から、すでに特別な日らしい雰囲気

当日は、上賀茂神社の鳥居前からいつもとは少し違う空気を感じました。

神事の日らしい雰囲気があり、立て看板も出ていて、「今日はここで特別な催しが行われるんだな」と自然に気持ちが高まります。

観光として上賀茂神社を訪れるだけでも十分に魅力がありますが、こうした神事の日は、普段とはまた違った表情を見られるのが面白いところです。

競馬場へ行く旅とは少し違いますが、馬をきっかけに京都の文化に触れる一日として、こういう体験もとても良いなと感じました。


上賀茂神社の笠懸神事|観覧情報とアクセス

今回訪れた2026年10月18日の笠懸神事について、観覧情報をまとめました。

項目2026年の情報
開催日2026年10月18日(日)
開始時間13:00〜
有料拝観席一般席1,000円・最前列3,000円
受付開始11:30予定
当たり的初穂料2,000円
会場上賀茂神社(京都市北区)

※2026年の開催情報です。次回以降の開催日・料金・受付方法は、必ず最新の公式案内をご確認ください。

上賀茂神社へのアクセス

公共交通機関を利用する場合は、市バス「上賀茂神社前」下車が便利です。

京都駅や出町柳駅方面からは、市バス4系統を利用できます。

笠懸神事の当日は、受付や座席選びにも時間がかかる可能性があります。余裕を持って訪れるのがおすすめです。

→ 上賀茂神社公式サイト


有料拝観席からの見え方は?実際に座って感じたこと

今回は、1,000円の有料拝観席から笠懸神事を観覧しました。

目の前を馬が駆け抜ける迫力や、馬上から弓を射る様子は十分に楽しめましたが、実際に座ってみて気になる点もありました。

それは、座席の位置によって見える範囲が大きく変わることです。

3的に近い座席からは、1的がほとんど見えなかった

今回、私が座ったのは、1〜3的のうち「3的」に近い場所でした。入口から見ると奥の方にあたります。

この座席からの見え方は、次のようなものでした。

  • 1的: 様子は見えず、音で状況を知る程度
  • 2的: ぎりぎり見えるくらい
  • 3的: はっきりと見ることができた

3的での様子はしっかり楽しめましたが、1的については何が行われているのか、目で確認することができませんでした。

また、会場の真ん中あたりには櫓(やぐら)もありましたが、こちらも私の座席からは見えませんでした。

そのため、有料拝観席だからといって、会場全体を見渡せるわけではないという点は知っておいた方がよさそうです。

前の人の撮影で見えづらくなることも

もう一つ気になったのが、前の座席の人の動きです。

前の方が大きく動いて写真を撮影しようとしていると、後ろの席からは視界が遮られてしまうことがありました。

特に、馬が駆け抜けて矢を放つ瞬間はほんの一瞬です。

そのため、個人的には座席の後方など、前の人の影響を受けにくい場所で立って観覧する方が見やすいのかもしれない、とも感じました。

ただし、立ち見が可能な場所や観覧方法については、当日の案内に従う必要があります。

有料拝観席はどこに座るのがおすすめ?

今回の経験から、笠懸神事を初めて観覧する方には、座る位置によって見える的が異なる可能性があることを伝えておきたいです。

私が座った3的付近では、その的の様子をしっかり楽しむことができました。一方で、1的や中央付近の櫓は見えなかったため、神事全体の様子を楽しみたい方は、観覧位置を考えた方がよさそうです。

もちろん、今回の座席以外からどの程度見えるかまでは分かりません。

それでも、事前に座席の位置と見たい場所を意識しておくだけで、観覧時の満足度は変わるのではないかと思います。

馬が走る迫力や弓を射る様子は十分に楽しめたものの、会場全体を見られなかったのは少し残念な点でした。

これから訪れる方には、今回の体験を座席選びの参考にしていただければと思います。

座席からの見え方には注意

有料拝観席でも、前の人が大きく動いて写真を撮影していると、視界が遮られることがあります。 前の人の動きが気になる場合は、後方での立ち見も選択肢になるかもしれません。ただし、立ち見ができる場所やルールは当日の案内に従ってください。

編集者
編集者

1,000円の有料拝観席からでも十分に楽しめました。ただ、個人的には座席の後ろの方で立って見る方が見やすいのかもしれない、と感じました。


10月でも暑かったので、暑さ対策は考えておきたい

当日は10月ではありましたが、体感としてはまだ暑さがありました。

神事に集中していると忘れがちですが、屋外での観覧になるため、

  • 飲み物
  • 帽子
  • 日差し対策
  • こまめな水分補給

は意識しておいた方が良さそうです。

競馬場でもそうですが、「屋外でイベントを見る日」は思っている以上に体力を使うことがあります。
特に、初めて行く方は「秋だから大丈夫」と油断せず、軽めでも対策をしておくと安心です。

秋でも日差し対策を

今回訪れた10月18日は、屋外での観覧中に暑さを感じました。季節にかかわらず、飲み物や帽子などを用意しておくと安心です。


実際に見た笠懸神事|馬の迫力と的が割れる音に驚いた

実際に笠懸神事が始まると、まず圧倒されたのが、目の前を駆け抜ける馬の迫力でした。

疾走する馬の上で弓を構え、一瞬で的を狙って矢を放つ射手。その動きには、競馬とはまた違った緊張感があります。

そして何より驚いたのが、矢が的に命中したときの音です。

木製の的が割れる音は、想像していた以上に大きく、思わずこちらも反応してしまうほどでした。命中した瞬間には観客から自然と歓声が上がり、会場に一体感が生まれます。

編集者
編集者

馬が目の前を駆け抜けるだけでも迫力がありますが、そこから矢を放つ姿はまた別の見応えがありました。的に当たったときに歓声が上がるのも印象的でした!

ロードカナロアの子どもも参加していた

今回、もう一つ印象的だったのが、神事に参加していた馬たちです。

さまざまな種類の馬が登場し、場内アナウンスでは日本古来の血統を受け継ぐ馬だけでなく、競走馬として活躍したロードカナロアの子どももいると紹介されました。

競馬ファンにとってなじみ深い名馬の血を引く馬が、今度は日本の伝統神事で活躍している。

そう思うと、自然と親近感が湧いてきます。

馬の種類も、活躍する場所も違う。それでも人と馬が力を合わせる姿には、競馬にも通じる魅力があると感じました。

競馬が好きだからこそ、より楽しめた笠懸神事でした。

編集者
編集者

カナロアの子は他馬よりも走りが早くて、さすがだなぁと感慨深い思いでした。


記念に「当たり的」を受けました|矢が当たった縁起物という面白さ

今回、個人的にとても印象に残ったのが「当たり的」です。

当たり的は、笠懸神事で矢が命中した的にちなんだ縁起物で、今回は2,000円で受けました。

神事を見ていると、矢が的に当たる瞬間はやはり特別です。
観客から歓声が上がるあの場面を見たあとに、その神事にまつわる「当たり的」を持ち帰れるのは、単なるお土産とはまた違った面白さがあります。

競馬好きの立場からすると、「当たり」という言葉にもつい反応してしまいますが、もちろんここでは馬券の話ではなく、伝統神事の中で生まれる縁起物としての魅力があります。

神事を“見る”だけで終わらず、こうした形で記念を持ち帰れるのは、現地ならではの楽しみだと思いました。

今回受けた「当たり的」

笠懸神事で矢が命中した的にちなんだ縁起物です。

今回の授与額:2,000円 ※2026年10月18日時点の現地情報。

授与の有無や金額は開催年によって異なる場合があります。


神事のあとに神馬へご挨拶|静かな時間もまた良かった

笠懸神事を見たあとは、神馬にもご挨拶してきました。

神事で見た馬は、疾走し、技の一部として力強く動く姿でした。
一方で、神馬舎で出会う馬はまた違った空気をまとっています。

同じ“馬”でも、競馬場で見る馬とも、神事で駆ける馬とも違う。
こうして一日の中で複数の馬のあり方に触れられるのは、馬好きにとってかなり贅沢な体験でした。

神馬(しんめ)とは?

神様に仕える神聖な馬のことです。日本では古くから、馬を神様に奉納する文化がありました。 上賀茂神社の神馬は、いつでも神馬舎にいるとは限りません。会える日については公式案内を確認しておきましょう。

上賀茂神社は、ただ神社を参拝する場所というだけでなく、馬と神事、信仰、伝統文化がつながる場所として見ると、また印象が変わってきます。

今回、最後に神馬へご挨拶できたことで、笠懸神事の余韻もより深まったように感じました。


笠懸神事は、競馬場とは違う形で「馬のすごさ」を感じられた

今回、上賀茂神社で笠懸神事を見て感じたのは、馬の魅力は競馬場だけでは終わらないということでした。

競馬ではスピードや勝負の迫力に惹かれますが、笠懸神事では、
人と馬が息を合わせる技術
伝統の中で受け継がれる役割
神事としての緊張感と美しさ
に心を動かされました。

そして、観覧後には当たり的を受け、神馬にもご挨拶することで、単なるイベント見学ではなく、馬の文化に触れる旅として楽しめたのも大きかったです。

「競馬は好きだけど、こういう馬の文化はあまり知らなかった」という方にも、かなり相性の良い体験だと思います。
逆に、「神社や伝統行事が好き」という方が、ここから馬に興味を持つ入口になるかもしれません。


これから上賀茂神社の笠懸神事を見に行く人へ

最後に、これから見に行く方に向けて、今回感じたことを簡単にまとめます。

良かった点

  • 馬が目の前を駆ける迫力を味わえる
  • 馬上から弓を射る姿が見応え十分
  • 的中した瞬間の歓声も楽しい
  • 当たり的や神馬など、神事以外の楽しみもある

気をつけたい点

  • 有料拝観席でも、席の位置によって見えやすさが変わる
  • 前の人の撮影動作で見えづらくなることがある
  • 10月でも暑さを感じたので、日差しや水分対策はしたい

「馬の伝統文化を見てみたい」「競馬とは違う形で馬の魅力に触れたい」という方には、とてもおすすめできる体験でした。

料金補足

※有料拝観席は1,000円、当たり的は2,000円でした。いずれも2026年10月18日の現地取材時点の情報です。最新情報は公式案内をご確認ください。

撮影・掲載に関する補足

※上賀茂神社の神事・境内での撮影や掲載にあたっては、最新の案内や許可条件を事前にご確認ください。

初めて笠懸神事を見るなら

・馬上から弓を射る一瞬の動きに注目

・有料席でも前の人によって見え方が変わる

・屋外なので日差しや暑さに備える

・当たり的などの縁起物もチェック

・神馬へのご挨拶も旅の楽しみに


まとめ|競馬とは違う、馬と人が生み出す迫力

今回、上賀茂神社の笠懸神事を初めて観覧しました。

特に印象に残ったのは、疾走する馬の上から矢を放つ射手の姿と、木製の的が割れる大きな音です。

的中した瞬間には自然と歓声が上がり、厳かな神事でありながら、観客も一緒に楽しめるひとときでした。

また、ロードカナロア産駒が参加していたことも、競馬好きの私にとってはうれしい発見でした。

競馬場で見る馬とは違っていても、そこには人と馬が積み重ねてきた技術や歴史があります。

馬の魅力は、競馬場の外にもたくさんある。

笠懸神事は、そんなことを改めて感じさせてくれる体験でした。

京都で馬の文化に触れる旅

京都には、上賀茂神社以外にも馬と深い関わりを持つ神社があります。

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