はじめに|地方競馬場って、どんな人が行くところ?
みなさんは「地方競馬場」と聞いて、どんなイメージを持っていますか?
私はこれまで、京都競馬場や阪神競馬場など、中央競馬には何度も足を運んできました。
しかし、地方競馬場には一度も行ったことがありませんでした。
そして正直なところ、あまり良いイメージを持っていなかったのです。
「競馬に詳しいガチ勢ばかりが集まる場所なんじゃないの?」
「そもそも、平日まで競馬をやっているってどうなの?」
お恥ずかしながら競馬が好きな私ですら、そんな先入観を持っていました。
ところが、初めて兵庫県尼崎市にある園田競馬場へ足を運んでみると、その印象は大きく変わることになります。
意外なほど幅広い年代の人が競馬を楽しんでおり、中央競馬に慣れている私でも違和感なく過ごせる場所でした。
そして何より、「地方競馬場は、休日や仕事終わりのお出かけ先としても魅力的なのでは?」と感じたのです。
この記事では、実際に園田競馬場を訪れた私の体験をもとに、地方競馬場への疑問や不安に答えていきます。
これから園田競馬場へ行こうと考えている方はもちろん、地方競馬場に興味がある方にも参考になれば嬉しいです。
地方競馬場はガチ勢ばかり?実際に行って感じた雰囲気
思っていたよりも幅広い年代の人が楽しんでいた
初めて園田競馬場に足を踏み入れて感じたのは、思っていた以上に来場者の幅が広いことでした。
地方競馬場といえば、競馬新聞を片手に真剣に予想するベテランの競馬ファンが集まっている。
私にはそんなイメージがあったのです。
もちろん、長年競馬を楽しんでいるような方々も見かけました。
しかし、それだけではありません。
さまざまな年代の方が訪れ、それぞれのスタイルで競馬を楽しんでいる様子が印象的でした。
特に、後日訪れた金曜日のナイター開催では、若い男女や友人同士と思われるグループの姿も目立ちました。
「地方競馬場って、思っていたよりずっと気軽に来られる場所なんだな」
これが現地を訪れた率直な感想です。
自分も場違いなのでは?という不安はいらなかった
初めての場所へ行くとき、気になるのがその場所の雰囲気です。
特に競馬場のように、独自の文化がありそうな施設では「自分だけ浮いてしまわないだろうか」と不安になる方もいるでしょう。
実際に園田競馬場を歩いてみましたが、私は特に居心地の悪さを感じることなく、普段どおり競馬を楽しめました。
パドックで馬を眺める人。
レース場で競走馬の撮影を楽しんでいる人。
レースを真剣に観戦する人。
飲食を楽しみながら、のんびり過ごす人。
楽しみ方は人それぞれです。
もちろん、その日の開催内容や時間帯によって客層や雰囲気は変わるでしょう。また、今回の感想が全国すべての地方競馬場に当てはまるとは限りません。
それでも、少なくとも私が訪れた園田競馬場は、競馬に詳しい人だけが楽しめる閉鎖的な場所ではありませんでした。

平日に競馬ってどうなの?実は平日休みの人にこそおすすめ
土日だけが休日ではない
私が地方競馬場に抱いていた先入観の一つが「平日まで競馬を楽しむ」ということでした。
中央競馬といえば、基本的には土曜日と日曜日の開催です。
その感覚に慣れていたため、平日に競馬が開催されること自体に、どこか特別な印象を持っていたのかもしれません。
しかし、実際に足を運んでみて考え方が変わりました。
そもそも、世の中のすべての人が土日休みというわけではありません。
飲食業、販売業、サービス業、医療・福祉関係など、土日に働いて平日に休みを取る方もたくさんいます。
そんな方々にとって、平日に競馬が開催されるというのは、むしろ大きな魅力なのではないでしょうか。
土日が仕事で中央競馬場へなかなか行けない人でも、地方競馬なら自分の休日にレースを現地観戦できる可能性があります。
「平日まで競馬をする場所」ではなく、「平日の休日にも競馬を楽しめる場所」。
見方を変えるだけで、地方競馬場の存在がとても魅力的に思えてきました。
平日の休日に、競馬場へ出かけるという選択肢
例えば、せっかくの平日休み。
どこかへ出かけたいけれど、特に予定は決まっていない。
そんな日に、地方競馬場へ遊びに行ってみるのはいかがでしょうか。
午前中はゆっくり過ごして、お昼ごろに園田の街でランチ。
午後から競馬場へ向かい、何レースか観戦する。
帰りにおいしいものを食べてから帰宅する。
そんな一日の過ごし方も十分に楽しそうです。
競馬をメインにしてもよいですし、お出かけの目的の一つとして競馬場を組み込むのもおすすめ。
「休日に映画館へ行く」「ショッピングを楽しむ」といった選択肢の中に、競馬場を加えてみる。
そう考えると、地方競馬場はもっと身近な存在になるのではないでしょうか。
※園田競馬は毎日開催されているわけではありません。訪問前に開催日程を確認してください。

中央競馬が好きなら、地方競馬もすんなり楽しめる
基本的な楽しみ方は中央競馬と同じ
「中央競馬は知っているけれど、地方競馬はよく分からない」
そんな方もいるかもしれません。
実際に園田競馬場を訪れて感じたのは、競馬の基本的な楽しみ方は、中央競馬と大きく変わらないということです。
パドックで次のレースに出走する馬を見る。
気になる馬がいれば馬券を購入する。
スタンドやコース沿いからレースを観戦する。
レースが終われば、また次のパドックへ。
普段から中央競馬場へ行っている方なら、特に戸惑うことなく楽しめると思います。
もちろん、馬券を買わずに観戦するだけでも構いません。
むしろ、地方競馬ならではの違いを探しながら歩いてみるのも面白いでしょう。
砂煙を上げて走るダートレースは迫力満点
園田競馬場のレースは、ダートコースで行われます。
ダートとは砂のコースのこと。
中央競馬にもダートレースはありますが、園田競馬場で実際に見たレースには、また違った迫力がありました。
馬たちが走り抜けるたびに舞い上がる砂煙。
晴れた日の白い砂と、そこを駆け抜ける馬たちの姿がとても印象に残っています。
テレビ中継ではなかなか伝わらない、現地ならではの景色です。
初めて競馬を見る人にとっても、砂を蹴り上げながら走る競走馬の迫力は十分に楽しめるものだと思います。

※現地取材時の情報をもとにAIで作成したイメージです。実際の景観・設備とは異なる場合があります。
中央競馬で応援していた馬との再会も
今回の園田競馬場で、個人的に特に嬉しかった出来事がありました。
それが、かつて中央競馬で応援していたサンライズホープとの再会です。
JRA時代には馬券でもお世話になった一頭。
2022年のみやこステークスで見せた走りも、今でも印象に残っています。
そんな馬を、まさか初めて訪れた園田競馬場で再び見ることになるとは思いませんでした。
レースの結果は9着でしたが、再びその雄姿を見られたこと自体が嬉しい体験でした。
中央競馬を楽しんでいる方なら、こうした思わぬ再会も地方競馬を訪れる楽しみの一つになるかもしれません。
地方競馬にはナイターもある!夜のお出かけ先としても魅力的
仕事帰りに競馬場へ行くという楽しみ方
地方競馬の魅力として、ぜひ知ってほしいのがナイター競馬です。
ナイター競馬とは、夕方から夜にかけて行われる競馬のこと。
園田競馬場でも、春から秋にかけて金曜日を中心にナイターが開催されています。
つまり、仕事が終わったあとに競馬場へ行くという楽しみ方ができるのです。
例えば、仕事が18時ごろに終わる方なら、移動時間によっては19時前後から数レースを楽しむことも可能です。
仕事帰りに映画を見に行ったり、友人と食事に行ったりするような感覚で、競馬場へ足を運ぶ。
こうした使い方ができるのも、ナイター競馬ならではの魅力でしょう。
実際に行ったナイターは、まるでビアガーデン!
私は後日、園田競馬場の金曜ナイターにも足を運んでみました。
そこで感じたのは、昼間とはずいぶん違う雰囲気です。
ライトアップされた競馬場やパドックには独特の華やかさがあり、若い男女の姿も多く見かけました。

※現地取材時の情報をもとにAIで作成したイメージです。実際の景観・設備とは異なる場合があります。
競馬を見る。
おいしいものを食べる。
夜の雰囲気を楽しむ。
そして、レースが始まったら馬たちを応援する。
競馬場という場所が、単に馬券を買ってレースを観戦するだけの場所ではないことを改めて感じました。
園田競馬場のナイターを詳しく紹介した記事もありますので、興味のある方はこちらもご覧ください。

競馬を知らなくても楽しめる?馬券を買わない楽しみ方もある
「競馬のことをよく知らないけれど、園田競馬場へ行ってみたい」
そんな方もいると思います。
私は、最初から馬券の買い方や競馬のルールを詳しく知っておく必要はないと考えています。
実際に園田競馬場では、レース以外にもいろいろな楽しみ方ができました。
例えば、場内グルメです。
初めて訪れたときには、キッチンカーでケバブを購入し、ハイボールと一緒にいただきました。

この日は屋根のある自由席で休むこともでき、パドックに馬が出てくるまでゆっくり過ごしていました。
また、レースの合間には誘導馬がファンサービスをしてくれる場面にも出会いました。
誘導馬とは、出走する競走馬を先導する役割を持つ馬のことです。
こうした馬の姿を眺めたり、場内を散策したりするだけでも、現地へ行く楽しさがあります。
「今日は競馬場の雰囲気を見てみよう」
それくらいの気持ちで訪れてもよいのではないでしょうか。
もし馬券を買ってみたくなったら、まずは100円から挑戦してみるのも一つの方法です。

初めて園田競馬場へ行く前に知っておきたいこと
ここからは、初めて園田競馬場を訪れる方に向けて、事前に知っておきたい情報をまとめます。
Q. 園田競馬場の入場料はいくら?
園田競馬場の本場開催日の入場料は100円です。一方、園田競馬場でレースが開催されない場外発売日は無料で入場できます。
なお、開門時間はデイ競馬・サマー競馬・ナイター競馬で異なります。訪問前には開催日程とあわせて確認しておきましょう。
Q. 馬券は必ず買わないといけない?
いいえ。馬券を購入しなくても、レースの観戦や場内散策を楽しめます。
馬券を購入する場合、園田競馬場では100円から購入できます。
なお、20歳未満の方は馬券を購入できません。
Q. 一人で行っても楽しめる?
もちろん、一人で競馬を楽しむこともできます。
パドックでじっくり馬を見たり、自分のペースで食事をしたり、気になるレースだけを観戦したり。
一人だからこそ、時間に縛られずに楽しめる部分もあるでしょう。
初めてなら、まずは数レースだけ観戦してみるという気軽な訪問でもよいと思います。
Q. どんな服装で行けばいい?
特別にかしこまった服装をする必要はありません。
場内を歩くことも多いため、動きやすい服装と歩き慣れた靴がおすすめです。
屋外で過ごす時間もあるので、夏は暑さ対策、冬は防寒対策をしておくと安心。
天候によっては雨具も用意しておきましょう。
Q. どうやって行くの?
園田競馬場は、兵庫県尼崎市にあります。
公共交通機関なら、阪急電鉄の園田駅から無料ファンバスを利用する方法が便利です。

バスの所要時間は約5分。
私も初めて訪れた際は阪急園田駅から無料バスを利用しましたが、迷うことなく競馬場へ到着できました。
なお、阪神・JR尼崎方面の無料ファンバスは2026年3月31日をもって運行を終了しています。
Q. 何時ごろに行けばいい?
園田競馬場は、デイ競馬・サマー競馬・ナイター競馬で開門時間やレースの発走時間が異なります。
初めてなら、無理に朝から最終レースまで滞在する必要はありません。
午後から数レースだけ観戦したり、ナイター開催日に夕方から訪れたりするのもおすすめです。

※入場料・交通・開催時間などの情報は2026年10月時点。変更される可能性があるため、訪問前には公式サイトをご確認ください。
園田競馬場へ行くなら、街歩きと組み合わせるのもおすすめ
ここまで園田競馬場そのものの魅力を紹介してきましたが、せっかく出かけるのであれば、競馬場の周辺も楽しんでみてはいかがでしょうか。
例えば、私が別の日に訪れた際は、園田駅周辺で食事をしてから競馬場へ向かい、最終レースまで観戦したあと、再び街へ戻って一杯楽しむという一日を過ごしました。
競馬場へ直行するのも便利ですが、あえて周辺の街を歩いてみると、競馬とはまた違った発見があります。
競馬場を目的地にしながら、ランチや夕食、街歩きも楽しむ。
そんな休日の過ごし方もおすすめです。
具体的な立ち寄り先や一日の流れについては、現地を実際に歩いてまとめたモデルコース記事をご覧ください。

まとめ|地方競馬場は、もっと身近なお出かけ先だった
初めて地方競馬場を訪れる前、私の中には「ガチ勢が集まる場所」「平日まで競馬をする場所」という先入観がありました。
しかし、実際に園田競馬場へ足を運んでみると、その印象は大きく変わりました。
思っていたよりも幅広い年代の人が楽しんでおり、中央競馬と同じようにパドックやレース観戦を満喫できる。
そして、平日にも競馬が開催されることや、仕事終わりにも楽しめるナイター競馬など、中央競馬とはまた違った魅力にも気づくことができました。
何より大きかったのは、「地方競馬場は、特別な人だけが行く場所ではない」と感じられたことです。
競馬が大好きな方はもちろん、土日が仕事の方、休日のお出かけ先を探している方、競馬をあまり知らない方。
そんな方々にも、地方競馬場へ出かけるという選択肢があってよいと思います。
私自身、実際に足を運ばなければ、この魅力には気づかなかったでしょう。
もし、園田競馬場に行こうか迷っているのであれば、まずは気軽に一度訪れてみてはいかがでしょうか。
思っていたよりも身近で、楽しい一日が待っているかもしれません。



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